UNETのソースコードをDLしたり改造したりする方法

UNETのHLAPIの部分はオープンソースとなっており、自由に閲覧したり、改造したりできます。

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なお、使っている環境は次の通りです。

ダウンロードする

UNETのソースコードはGitサービスのBitBucketで公開されています。

Unity-Technologies / Networking — Bitbucket

 

GitクライアントからCloneしたり、zipでダウンロードしたりできます。

ここでは、zipでダウンロードする方法を紹介します。

https://bitbucket.org/Unity-Technologies/networking/downloads/?tab=branches

↑ここにアクセスして、自分が使っているUnityのバージョンのソースを、画面右側の「zip」というリンクをクリックしてDLします。

DLしたら、zipファイルを解凍します。

解凍結果はこんな感じです↓

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ソースを読む

解凍結果に含まれるNetworking.slnをダブルクリックすると、Visual Studioが起動します。

このソリューションは、4つのプロジェクトから構成されています。

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HLAPIの各種コンポーネント(例:NetworkManagerとかNetworkIdentityとか)はUnityEngine.Networkingプロジェクトの中です。見ることになるのはほとんどこれだと思います。

 

改造してUnityに反映する

ソースの改修作業自体は、Visual Studioで普通にやっちゃってください。初めての場合はとりあえず、NetworkManagerのAwake()あたりにログを追加してみるとかが良いかと思います。

ソースを改修したら、

メニュー>ビルド>ソリューションのビルド

でビルドします。

Unity2017.3版において、依存関係のせいだかなんだかよくわかりませんが、一度目はビルドエラーが出ます。

再度ビルドします。すると今度はエラー無くビルド完了します。

ビルドが完了すると、ソリューションのフォルダー内にOutputというフォルダーが出来ています。

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Outputフォルダーの中身はこんな感じです↓

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↑これらを全て選択し、Unityインストールフォルダー内にあるNetworkingフォルダー内に上書きコピーしてください。

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※Unityインストールパスは適宜読み替えてください。
※実施前に、Networkingフォルダーはバックアップを取っておきましょう。
※コピーする際、Unityは終了しておいてください。

以上で適用完了です。Unityを普通に起動すれば、変更が反映されているはずです。

改造時の注意点

  • 改造はプロジェクト単位ではなくUnity単位。全プロジェクトが影響を受ける
  • 複数人で開発を行っている場合は、全員のマシンで上記の作業が必要
  • Unityをバージョンアップしたら、消えてしまう

デバッグ(ステップ実行)のやり方

わかりませんでした・・・どなたかわかる方、教えてください😭

 

 

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